劇団OPA 理念

2011年3月11日。すべてが止まってしまったような時間が過ぎ、多くの尊い命が失われた現実に直面し、生かされた私達は、その尊い命が叫ぶ「生きたい。」「もっとしたいことがあった。」の無念の声が響くこの町で、今まで以上に人生の大切さを感じた。
自分自身の持つ無限の力を『もったいない』使い方をしては尊い命に申し訳ない。

劇団「OPA」は、個人の持つ潜在能力を自ら引き出す機会を創造し、新しい自分との出会いを通じ未来の可能性の広がりを感じさせる活動を目指す。一人一人の小さな心に芽生えた『目標』に向かう生き生きとした活動は、周囲の大人を躍動させ、地域全体を振動させ、エネルギーを生み出す。

劇団「OPA」は、新しい自分と出会いたい人々の仲間です。
 

OPA代表挨拶

東日本大震災に産声を上げた『子供たちの活躍の場』が市民劇団OPAとして成長し、現在活動しています。
『新しい自分との出会い』という喜びを知った劇団員たちは、夏の暑さも冬の寒さもぜんぜん気にせず、新しい演目にも自分から練習用ビデオを自宅に持参し、自主練習して、次の練習にはちゃんと踊れるのです。まさに彼らの能力は無限なのです。

[OPA]は「ナンテコッタイ!!」の意味・・・。
彼らそのものですが、彼らが特別なのではありません。「原石を何で磨くのか?」が大切なのです。
『OPA』はその存在でありたい。
大人たちの元気を支えるのは『子供の笑顔と懸命な姿』しかないと思います。
皆さんが、OPAの舞台をご覧いただいた時、どんな思い・表情で帰ってゆくのかがとても楽しみです。この子達の笑顔にまた出会いたいと思っていただけたら幸いです。

この活動を支えていただいております多くの関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
そして何より、寛大な配慮を持ってOPAを支え続ける『劇団I'M』の皆様、深く感謝申し上げます。

劇団OPA 代表 今野晋司